8時間睡眠という都市伝説

あなたは毎日何時間の睡眠時間をとっていますか?

そして、あなたが理想とする睡眠時間は、何時間でしょうか?

こういう質問をすると、ほとんどの人が理想とする睡眠時間は8時間で、実際には7時間程度の睡眠時間しか取れていないという事になるのではないでしょうか?

理想とする睡眠時間が8時間というのは、よく言われている時間ですが、実はこれには科学的根拠は全くなく、単に1日24時間を3で割っただけの事なのです。

理想の睡眠時間を、我々人間の睡眠リズムから考えると8時間睡眠にはなりません。

我々の眠りには、眠りが浅く体が休むレム睡眠と、大脳も休息に入る深い眠りのノンレム睡眠があり、それが90分周期の中で交互に繰り返されます。

ノンレム睡眠時には、成長ホルモンが分泌されて、免疫力の回復や精神状態の調整がなされます。

睡眠で疲れをとるためには、このノンレム睡眠が必須になります。

入眠直後には、徐々にとても深い波がきてノンレム睡眠になり、その後徐々に浅くなってレム睡眠へと移っていきます。

このバランスが、入眠後だいたい3時間ほどまで続き、それ以上になるとレム睡眠が段々と多くなってきます。

つまり長く寝ても短く寝てもノンレム睡眠の長さは殆ど変わらず、レム睡眠の時間がだらだらと増えるだけなのです。

勿論レム睡眠も重要で、記憶を定着させるという大切な役割があります。

しかしレム睡眠は夢を見ている浅い眠りの状態なので、脳は疲れます。

8時間睡眠では、もっと短い睡眠に比べ、ノンレム睡眠の時間はほとんど同じで、レム睡眠が長くなるだけなので、睡眠時間の割には、疲れが回復する効率が悪いのです。

自分の体に8時間睡眠が合っていればいいのですが、もし8時間寝ていても疲れがとれないと感じたら、睡眠時間を短くしてみる事をお勧めします。

そして、短時間睡眠については、これを参考にしてみてください。

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