上級者との違いは下半身の使い方

プロや上級者とアマチュアの違いで大きいのが下半身の使い方です。
この下半身の動きはゴルフ特有の動きなので、正しい動かし方を知らないとできるようにはなりません。
ここでは、下半身の使い方の『きほん』について説明します。

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◆ 股関節が正しく動くにはまずは準備が必要です
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ゴルフスイングでは、腕の動きも重要ですが、土台となる下半身が正しく動かなくてはスイングが複雑になるばかりです。

これから、テークバックで正しく股関節を動かす方法を説明します。
ひとつひとつゆっくりと進めていってくださいね。

この動きを覚えるには実際にスイングするよりも、
鏡の前で下半身の動きを繰り返し確認したほうがいいでしょう。

1.まずは、アドレスを作ります。
  膝を伸ばしたまま直立し、股関節から骨盤を前傾してください。
(ターゲットライン後方から見てベルトのラインが斜めになるように構えます。 ベルトが水平になっていたら骨盤が起きています。)
すると、太ももの後ろ側の筋肉(ハムストリングス)が伸ばされるので辛くなると思います。
辛いので少しその部分の筋肉を緩めると、両膝がやや曲がります。
でも、骨盤は前傾をキープ。

2.次は、テークバックです。
  アドレスの状態から、左膝を左足つま先方向へ出し、右腰は真後ろへ引いていきます。
  (股関節が正しく使えていると、アドレスでの膝の向きと、トップでの膝の向きは全く変わっていません。 )

3.トップにいくにつれて、左膝は深く曲がり、右膝は伸びていきます。
ここでのポイントは右膝が伸びるということです。
右膝がアドレスと同じく正面を向いたまま、右膝が伸びて右腰を後ろへ動かしいくと、これ以上動かないということが起こります。
右の股関節がしっかりロックされた状態です。
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これが重要です。

骨盤を回転させている人は際限なく腰が回り過ぎていきますが、正しい動きをするとトップでの下半身の位置が毎回決まるようになります。

次に、鏡がなくても正しくできているか、確認する方法もご紹介しますね。
それは、アドレスで骨盤を前傾したら、左右の股関節に両手の手刀をあててみてください。

そのようにあてがいながら、今の動きをすると右手が股関節に挟まれている感じがするでしょう。
それを感じつつ、膝の向きが変わっていないことを目で確認してください。
ゆっくり時間をかけてトライしてください。

そして、この習得法で動きがだいぶ身についてきたように感じたら、骨盤の前傾を若干弱め、楽にしてもいいでしょう。
そのほうが、最終的には腰に負担がかかりませんし、インパクトとの差異も少なくなります。

それから、骨盤を前傾するときに、注意点がもうひとつ。
腰は反らないこと。
お尻を突き出さず、尾てい骨は斜め下に向けて腰を楽にしてくださいね。

また、関節が硬めの方は、左膝の向きがテークバックで少し右を向いても構いません。

力強いパワーの出し方は、これができてからですね。

まずは、基本を覚えましょう。

正しい動きをするのは結構きついと思います。
今まで使っていなかった筋肉を使うことになりますからね。

筋肉は年とともに衰え、20代をピークに1年で1%ずつ減ると言われていますが、最近の研究では下半身の筋肉は上半身の3倍速く衰えるという事実が明らかになっているようです。

この正しい下半身の動きを毎日繰り返すだけでも良いトレーニングになります。

いくつになっても
飛距離をキープすること、
飛距離を伸ばすこと、
だけでなく、

バランスを取って芯でボールを捕らえるためにも下半身はもっとも重要。

無理をせずにゆっくりと練習してくださいね。